■沙翁復興、逍遙からNINAGAWAまで

■早稲田大学演劇博物館,2016.10.14-17.1.29
■この館のシェイクスピア企画展は常設展とあまり変わらない。 いつも館内至る所にシェイクスピアの気配があるからよ。
沙翁来朝室では坪内逍遥の最終講義映像を3Dで見ることができるの。 ムムッ。 和服の逍遙よりロボットが学生服を着たような聴講学生の整然とした姿が圧巻だわ。
沙翁出帆室では演出家6人を取り上げ解説・写真・ポスタ・映像が展示されている。 野村萬斎「まちがいの狂言」(2001年)、野田秀樹「オペラマクベス」(2004年)、P・グリーナウェイ「プロスペローの本」(1991年)、蜷川幸雄「蜷川マクベス」(1985年)、三浦基「コリオレイナス」(地点、2012年)、宮城總「マクベス」「オセロ」(ク・ナウカ、2003、2005年)。 グリーナウェイも悪くないけどここは日本の若手演出家を選んでほしかった。
「シェイクスピア没後400年記念」イベントの一つということでこの展示会を見ただけではツマラナイ。 いくつもの講演や演劇公演があるからそれらも観てくれと言うことね。
*館サイト、http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4653/