■バレエ・リュス展-魅惑のコスチューム-

■国立美術館,2014.6.18-9.1
展示室1Eの壁無しは広くて感動するわね。 衣装が遠くまで見えて素敵。 初期・中期・後期そしてモンテカルロ時代の全34作品ごとに衣装や資料を展示する構成よ。 豪州国美がこんなにも集めていたなんて、やはり国土が広いから?
舞台を想像したいけどやはり限界があるわね。 数本の映像があったけど、見ると猥雑さのあるオリエンタリズムの雰囲気が出ている。 でもM・フォーキンからL・マシーンやB・ニジンスカに移った後はよくみえない。 G・バランシンになると再びみえてくるけど。
画家の動員、H・マティスやM・ローランサン、A・ドラン、G・ブラックと並べただけでディアギレフの統率力の凄いことがわかるわ。 他にP・ピカソやJ・コクトーもいるし当時の売れっ子なら誰でもありかしら? バジル大佐のG・キリコやA・マッソンはそれ以上ね。
この種の展示会でいつも思うことは、ニジンスキーの踊りを観てみたい! これに尽きる。 チラシをみると「バレエ・リュス踊る歓び、生きる歓び」*1を上映するみたい。 写真美術館で観たことがあるけどモンテカルロでは一番のドキュメンタリーよ。
*1.作品サイト、http://www.phantom-film.jp/library/site/ballet/
*展示会サイト、http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/