■川上音二郎・貞奴展

■茅ヶ崎美術館,2011.9.10-11.27
■自由民権運動での逮捕歴が180回! そして音二郎の体当たりパフォーマンスを観て一目惚れした貞奴。 しかも二人は手漕きボートで4ヶ月をかけて東京から神戸まで出かけるなんて驚きだわ。 途中アシカの群れに襲われるとは想像を絶する光景ね。
でも欧州への上演前に事前視察をしていたんだから緻密な性格も持ち合わせている。 パリ万博を含め数回の海外日程が展示されていたけど有名な都市は全て回っている。 行動力の凄さには感激よ。
会場は歌川国貞や豊原国周の錦絵が舞台に彩りを添えてるし、伊藤博文や市川團十郎との付き合いや晩年の生き方など全体像が浮き出てくる展示でとても面白かったわ。 明治という時代のパワーを最大限に吸収して出し切った二人だった。
*館サイト、http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/2011-0910-2.html