■福沢一郎絵画研究所

■板橋区立美術館,2010.11.20-11.1.10
■以前、福沢の同志である瀧口修造の「瀧口修造夢の漂流物」展を観た時は作品そのものに感動したけど、今回は歴史的な位置づけや影響から見てどうなの?を強調する展示のようね。
彼の絵画研究所で学んだ画家たちの絵では戦中・戦後より戦前の絵が生き生きとしていて一番だわ。 そしてこの影響が後の紙芝居「黄金バット」や学校美術教育まで広がっていることがわかるの。
その一人高山良策の東宝怪獣映画に係わったビデオを上映していたけどウルトラマンにまで影響を与えていたのは凄い! 当時の若者はこのシュルレアリスムの反自然主義的視点で戦争に対抗・解放するしかなかったのね。
今回は作品としてはあまり感動しなかったけど、板橋美術館の得意とする昭和初期の絵画を別の角度から観れて満足よ。
*館サイト、http://www.itabashiartmuseum.jp/art-2013/schedule/e2010-06.html